用語集
バリ取り
別称・英語表記:バリ除去 / deburring
読み:ばりとり
関連カテゴリ:バリ・面取り・エッジ品質
要点
- 加工後に残った突起(バリ)を除去する後工程の総称
- 手作業/ロボット/電解(ECD)/熱(TEM)/流動(AFM)/バレルなど複数工法
- 部位・量産規模・公差・コストで工法を選定する
詳しい解説
加工で発生したバリを物理的・機械的・電気化学的・熱的・流動式などの手法で除去する後工程。手作業から自動化まで工法は多岐にわたり、部品形状・量産規模・品質要求に応じて使い分けられる。 関連用語・関連記事も参照することで、現場での運用判断がしやすくなります。
詳細は関連記事もあわせてご覧ください。
関連用語
- バリ金属加工において、加工エッジ部分に発生する設計上意図されていない突起状の残留物。
- 面取り加工された部品のエッジ部分を、意図的に斜面(C面)や丸み(R面)に加工する後工程。
- エッジ品質加工部品のエッジ部分の状態(バリ有無、面取り精度、エッジ形状、表面状態等)を総合的に指す概念。海外では用途別に edge break / edge condition / edge specification など細分化される。ISO 13715 が代表的な国際規格。
- 電解バリ取り電気化学反応で金属を選択的に溶解させ、バリを除去する非接触工法。複雑形状・交差穴・微細バリに適し、自動車噴射ノズル・医療機器・油圧機器等で適用例がある。海外では non-contact deburring の代表格。
- ロボットバリ取り産業用ロボット(または協働ロボット/Cobot)で工具を持ち、部品に対してバリ取り作業を自動化する工法。中量産・多品種小ロットに適し、vision-guided/force-controlled/adaptive machining 等の制御技術と組み合わせる。
関連記事
バリとは|種類・発生原因・品質への影響・設計上の配慮
金属加工で発生する「バリ」とは何か、4つの代表的な種類、発生メカニズム、品質・組立・安全への影響、設計段階での配慮までを、図解とともに整理します。
面取りとバリ取りの違い|目的・図面指示・現場運用の比較
面取りとバリ取りは混同されやすい工程です。両者の目的、図面指示、品質管理上の扱いの違いを、エッジ3状態の比較図とともに整理します。
電解バリ取りの原理と適用例|仕組み・用途・他工法との位置付け
金属加工の後工程の一つ、電解バリ取り(電気化学的バリ除去)の原理・適用例・他工法との位置付け・注意点を整理した解説記事。電気化学反応を利用してエッジのバリを除去する方法として、判断材料となる論点を、特定メーカー・装置の推奨を避けて中立に整理します。