後工程ナビ

用語集

校正

別称・英語表記:calibration / 校正作業

読み:こうせい

関連カテゴリ:検査・測定・品質管理

要点

  • 測定器の指示値と基準器の値を比較し、誤差を確認・補正する作業
  • 測定の信頼性とトレーサビリティを保つための前提
  • 定期校正・社内校正・外部校正の運用形態がある

詳しい解説

校正(calibration)は、測定器・計測機器の指示値と、より高い精度の基準器(標準器)の値とを比較し、誤差を確認・必要に応じて補正する作業です。測定の信頼性とトレーサビリティ(国家標準まで誤差を遡れる連鎖)を保つための前提となり、製造業の品質管理の根幹を支える活動です。

「校正」と「修理」「検定」はそれぞれ異なる概念です。校正は故障の有無に関わらず定期的に行う誤差確認作業、修理は不具合の修復、検定は法的・規格的基準への適合判定です。日本では計量法に基づく検定が一部の測定器に必要で、これは法定計量という別枠で運用されています。

校正の運用形態としては、社内校正(社内の上位基準器で実施)、外部校正(校正機関に委託)、メーカー校正の3つが代表的です。ISO 9001、ISO/IEC 17025(試験所認定)などの規格では校正記録の管理が要求され、校正証明書の保管・トレーサビリティの維持が求められます。校正周期は、メーカー推奨、社内基準、規格要求、使用頻度、過去の校正結果などを総合判断して設定します。

英語キーワード(海外資料を調べる際の入口)

📘 このセクションについて:用語を海外資料でも調べたい方向けの補足です。日本語での説明は本文上部で完結しているので、必要な方のみご活用ください。

英語圏の技術資料・規格・専門メディアで自分で調べる際の入口キーワードです。本サイトは海外資料の整理軸を日本の現場向けに読み替える編集方針を取っており、用語ページでは英語キーワードを中心に整理しています。

  • 中心用語:calibrationinstrument calibrationmeasurement calibration
  • 関連語・規格:traceabilitymetrologyISO/IEC 17025ISO 9001NIST traceablemeasurement uncertaintycalibration certificatereference standard

検索のしかた

材料名・加工方法・対象部位を組み合わせると、より具体的な海外資料にたどり着きやすくなります。例:calibration interval determinationmeasurement traceability chainISO 17025 calibration laboratoryfiletype:pdf を加えれば技術資料が、画像検索を使えば校正証明書・標準器写真から逆引きすることもできます。

詳細は関連記事もあわせてご覧ください。

実務上の注意点

  • 校正は「修理」ではなく「誤差確認・補正」が本質
  • 校正周期はメーカー推奨・社内基準・規格要求に基づき設定する
  • ISO 9001、ISO/IEC 17025(試験所認定)などで校正管理が要求される
  • トレーサビリティチェーン(国家標準まで遡れること)が重要

関連する工程

  • 寸法測定
  • 表面粗さ測定
  • 三次元測定
  • 品質管理

よくある誤解

誤解:校正は故障した測定器に行う修理作業

正しくは:校正は「現在の指示値と真値の差を確認・記録し、必要に応じて補正する作業」で、故障の有無に関わらず定期的に行うのが基本です。

誤解:自社で校正すれば外部校正は不要

正しくは:校正の基準器自体もトレーサビリティが必要で、上位の校正機関で定期的に校正された基準器を使う必要があります。

よくある質問

Q. 校正と検定はどう違いますか?
A. 校正は誤差を確認・補正する作業、検定は法的・規格的に定められた基準を満たしているかを判定する作業です。日本では計量法に基づく検定は法的に定められた測定器に対して必要です。
Q. 校正の頻度はどう決めますか?
A. メーカー推奨周期、社内基準、規格要求、使用頻度、過去の校正結果などを総合判断します。一般的には年1回が標準的ですが、用途・要求精度により6ヶ月〜2年で運用されます。

関連用語

関連記事